本州東北・関東南下 自転車旅行記

1、概要
  青森から千葉館山経由で新浦安までのサイクリング。いよいよ終盤を迎えた。

2、詳細
 <65日目>
    年月日 :2009年5月1日
    区間  :青森空港(青森)− 三沢(青森)
    走行距離:91.8km(6,603.0km)
    ルート :空港−青森 :県道27号
         青森−野辺地:国道4号
         野辺地−三沢:県道8号
    宿泊先 :和風ビジネスホテル朝○ ¥5,850
    感想  :久々の自転車旅行。過去2回の奈良と和歌山で足を傷め、自転車走行できなくなったため、
         パワー走行は避け遠慮ぎみにスタート。ついに、自転車旅行を開始して、3回目のG/W。
         たかが日本一周に2年以上かかってしまった。日本が広いのか。私がとろいのか?
         青森空港到着。周りには自然が豊富で、東京を脱出した喜びを感じる。会社が暦より一日早く
         G/Wに入ることと朝7:20の便ってこともあり、完全に混雑を回避できた。青森市街に
         入ると、信号で進まなくなる。ビルも多く、津軽海峡冬景色がもつ、さみしい感じは少しも
         感じられなかった。喫茶店で朝食。店員さんは標準語を話すが、となりの客はなまりがすごい。
         いよいよ出発。東京まで700km。ふーん。まあ、そんなもんか。初日なので快調に飛ばす。
         14:30あっさり今日の目的地三沢に到着。今回は旅館も決めているので、先を急ぐ必要がない。
         戦闘機だろうか、米軍基地が近くにあるようだ。
         早速、自転車を旅館に預けて、電車で弘前城へ。途中、新幹線の新青森駅を見るが相当で
         きている。いよいよ全国新幹線で行けるのか。弘前城へは相当な混雑を覚悟にということで、
         弘前駅から歩いたが、平日ってこともあり、車は流れている。バスにすればよかった。
         弘前城到着。肝心の桜が少し遅いか。お堀は花びらでピンク色だ。



         岩木山が雄大に見える。椅子に座ってゆっくりしたいが、実は時間がない。すっかり夜桜に
         なってしまった。桜まつりには夜店がたくさん出ていて、懐かしい感じがする。駅に戻り、
         待望のお食事。ただ、駅前付近には居酒屋しかない。初日から酒を飲む訳にもいかず、まさか
         の駅そばを頂く。帰りの電車が発車する時に三味線で発車を知らせた。勘違いかもしれない
         が、今日一番嬉しい気持ちになった。あと航空チケットの裏がマクドナルドの朝食無料チケ
         ットになっていたのも嬉しかった。

<66日目>
   年月日 :2009年5月2日
   区間  :三沢(青森)− 久慈(岩手)
   走行距離:79.8km(6,682.8km)
   ルート :三沢−下田:県道8号
        下田−久慈:国道45号
   宿泊先 :久慈○一ホテル ¥6,100
   感想  :いちご煮なるものを知る。あわびの汁にうにが入っているものらしいが、缶詰ばかりで、料理店
        が見つからない。朝にこのエリアの通過したことが敗因か。
        後で気づいたが、八戸は藤川市議会議員がいらっしゃる街だ。事務所に寄りたかった。
        14:00久慈到着。道の駅で山ぶどう100%のジュースを飲んだ。すっぱい感じが疲れた体に
        しみ込む。久慈は琥珀の街。きれいだが、天然のものなので、柄が自分の好みと一致するが問題。
        直感で魅力を感じるものに出会うには結構な数を見ないと出会えない。ひとつ購入してみた。
        店員さんがマイマイガの幼虫に気を付けて下さいと。なんじゃろか?
        夕食は小料理屋で、刺身、どんこ汁を頂く。

<67日目>
   年月日 :2009年5月3日
   区間  :久慈(岩手)− 宮古(岩手)
   走行区間:110.1km(6,792.9km)
   ルート :久慈−普代 :国道45号
        普代−田野畑:県道44号
        田野畑−宮古:国道45号
   宿泊先 :宮古ステーション○窯 朝食込¥6,500
   感想  :久慈から宮古がリアス式海岸を楽しむエリア。普代で県道44号に入ったら、いきなり10%
        の上り。しかし上っても断崖の高さが200mなので、峠越より楽。写真は北山崎展望台から
        の眺め。



        しかし、厳しい自然の場所だからか、県道44号線があと少しで国道45号と繋がるところで
        通行止。県道だけあって、ガードマンが付いており、これ以上進めない。写真ではわからない
        が漁港の前であり、海抜数m。国道は断崖の上を走っている。200m一気に上る。



        上れば、こんな感じ。写真は鵜の巣断崖。周りに何もないのにここは整備されている。積もった
        落ち葉の上を歩くのだが、分厚く積もっているのだろう。ふわふわ気持ちがいい。



        マイマイガと思われる幼虫は、気にすると結構いる。鞄や腕にも歩いている。どこから来ているんだ。
        俺は一日中走っているのに。タイヤや靴から歩き回っていると考えると、気持ちよいものではない。
        久慈の方がおっしゃっていたマイマイガの幼虫は侮れない。



        夕食は値段の表示されていない寿司屋に入った。高いのだろう。みんなお喋りばかりしている。
        ビール、日本酒、鯛の頭、寿司で9,200円。どんこだったと思うが、白身魚で肝を和えて
        出してくれる。さすがと思わせるお店だ。ただ、私にはスーパーの閉店間際の半額持ち帰り寿
        司がお似合いなのだが。この寿司屋さんが、アメリカ全土を自転車で走りつくした方がお店を
        してるからと、紹介してくれた。酒を飲める店で、早速、そのお店に。店の前には自転車。店
        内には高そうなオーディオ機器。快適な音量の洋楽がとてもここちいい。非常に上品な音だ。
        マスターは米国の全州を自転車で回ったという。4往復位は縦断したらしい。これはそういな
        いレベルの方だ。フルマラソンの話をすると、何回かハーフを走ったら、一回出てみたらいい
        と勧めてくれた。常連のおじさんともお話し、浄土ヶ浜だけは寄って行けと言われた。水がき
        れいとのこと。明日寄ってみることにしよう。店名は了解を得てないので、カントリ○ズcafe
        に留めておくことにする。

<68日目>
   年月日 :2009年5月4日
   区間  :宮古(岩手)− 大船渡(岩手)
   走行区間:106.3km(6899.2km)
   ルート :宮古−大船渡:国道45号線
   宿泊先 :ホテル福○ ¥5,000
   感想  :早速、浄土ヶ浜へ。確かに、きれいだ。写真でも伝わるでしょ。





        海沿いに飛んでる鳥はかもめではなく、圧倒的にうみねこらしい。違いを船頭さんに教えてもら
        ったが、忘れてしまった。青の洞門へは船に乗っていくのだが、船頭さんが写真を撮ってくれる
        のでカメラを忘れずに。
        新日鉄釜石。かつては鉄鋼で栄えたのだろうが、歴史を知らないのでとりあえず通過。後ろ姿の
        観音像が見える。
        国道45号は、三陸で自動車専用道路に分岐してトンネルへ入る。自転車は峠越え。こらこらーっ。
        自転車が峠越えて、車がトンネルを走るっておかしくないか?日が沈みかけていたので、ほとんど
        車の通らない道を黙々と登るのはつらい。
        今日の目的地は大船渡。海産物三昧の毎日だったので、焼肉屋に。ビール、焼肉6人前とご飯。
        いやー、食った食った。

<69日目>
   年月日 :2009年5月5日
   区間  :大船渡(岩手)− 志津川(宮城)
   走行区間:83.7km(6,982.9km)
   ルート :大船渡−戸倉:国道45号線
        戸倉−志津川湾傍:国道398号線
   宿泊先 :民宿 ○風
   感想  :昨日は焼肉ってこともあり、十分な睡眠時間を確保。小鳥のさえずりが耳に届く。
        気仙沼でふかひれラーメンを食べたが、特においしいものではなかった。今日は民宿の贅沢料理が
        メインイベント。刺身、てんぷら、食べきれないほどの料理に、後から、あわび、うにと贅沢三昧。
        これは成人男性でないと到底食べられない量だ。これからは民宿も泊まってみようと思った。
        このエリアでよく食べたのが、ほや。これが店によっては潮臭くて、到底食べられない。見た目
        もあまり感じのいいものではないが、牡蠣だって、あの癖がおいしいのだから、いずれ好きにな
        りたいものだ。

<74日目>
   年月日 :2009年12月30日(水)
   区間  :仙台(宮城)− 双葉(福島)
   走行区間:114.5km(7,418.1km)
   ルート :仙台−双葉:国道6号
   ホテル :ホテル○さご ¥5,500
   感想  :夕方に仙台を出発。ふと郵便局を発見し、年賀状を購入。実は、早急に南下しないと、積雪の予報が
        あるのだ。今日はとにかく南下する。おいしいものを食べたいが、今日のノルマがあるので、気安く
        入れない。楽しみにしていたリフレ富岡も閉店時刻を過ぎているのでパス。結局、深夜0時にホテル
        に到着。

<75日目>
   年月日 :2009年12月31日(木)
   区間  :双葉(福島)− 日立(茨城)
   走行区間:107.9km(7,526.0km)
   ルート :双葉−日立:国道6号
   ホテル :東○イン ¥5,500
   感想  :今日は大洗でアンコウ鍋。これしかない。朝からがんばり、いわき湯本温泉「さは○の湯」で冷えた
        体を温める。温泉はいい。しばらく走るとやはり寒い。ドトールで体を温め、若干の睡眠も取って、
        茨城に入る。振り返るとあっさり福島を通過してしまった。日が沈んでから、強力に体温が奪われる。
        夢に大洗は無理だ。震えが止まらなくなってきた。さすがにやばいと感じた私は雨合羽を購入。これ
        が大正解。体温はぐんぐん復活。しかし、水戸にも到達できないことがわかった時点で、夕食を取っ
        た。豪華○クドナルドのクオーターパウンダーセット。大晦日で友人宅から高級すき焼き肉をメール
        で見せられる。なんてこった。こうなったら、大洗も銚子も豪華海鮮づくしに決定だ。深夜に日立到
        着。

<76日目>
   年月日 :2010年1月1日(金)
   区間  :日立(茨城)− 東海駅(茨城)
   走行区間:20.5km(7,546.4km)
   ルート :日立−東海駅:国道245号+県道62号
   ホテル :直帰
   感想  :仙台は昨日雪だった模様。がんばったから積雪から逃げることができたのは嬉しいが、体を酷使しす
        ぎたせいで、体が動かない。久慈大橋でどうにもならなくなる。今日こそ大洗でアンコウ鍋が消える。
        悔しいが、最寄の東海駅をゴールとした。
       
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